1. 輸送の安全に関する基本的な方針

貨物自動車運送事業を運営するにあたり最も重要なことは、安全に輸送することと当社は考えます。安全な輸送を行わなければ顧客や社会から信頼を得ることができず、企業として存続、発展することはできません。当社は輸送の安全確保を最も重要な課題として取り組むための基本方針を次のとおり定めます。

「基本方針」

• 安全最優先の意識徹底・風土形成
• 関係法令及び社内規程の遵守と基本動作の徹底
• 安全管理体制の機能強化
• 安全に関する取組みの公表

「輸送の安全の確保に関する基本精神」

以下の「安全綱領」によるものとします。

• (1)安全は輸送業務の最大の使命である。
• (2)安全の確保は規程の遵守及び執務の厳正から始まり不断の修練によって築きあげられる。
• (3)確認の励行と連絡の徹底は安全の確保に最も大切である。
• (4)安全の確保のためには職責をこえて一致協力しなければならない。
• (5)疑わしいときは手落ちなく考えて最も安全と認められるみちを採らなければならない。

2. 輸送の安全に関する目標

目標：自動車事故報告規則第2条に規定する有責交通事故0件

3. 自動車事故報告規則第２条に規定する事故に関する統計（２０２４年度）

4. 安全管理体制

左右にスワイプでチェック↔

• 上記会議及び委員会は、審議内容を踏まえて、定期又は随時に開催する。

5. ２０２４年度の実績

当社では、2024年度も引き続き安全性向上に向けた各種教育・訓練を計画的に実施しました。全てのドライバーを対象とした、ドライブレコーダー映像を活用した社内研修のほか、全日本トラック協会指定の外部研修へのドライバーの派遣等、更なる安全運転技能の向上を図りました。また管理者による添乗による運転者の特性に応じた指導も実施しました。 運行管理者・整備管理者会議では、ロボット点呼の説明やトラック運転者の労働時間等の改善基準告知の改正（2024年４月）の実施状況を確認し、徹底しました。

• 運行管理者・整備管理者会議の様子①
• 運行管理者・整備管理者会議の様子②

6. ２０２５年度における安全の取組方針

当社では、毎年安全に関する年度単位の全社的な取組方針を、「安全重点実施事項」として策定しています。本社各部署や各営業所に「安全重点実施事項」を周知し、各箇所ではこれに基づいて具体的な取り組みを展開しています。2025年度の「安全重点実施事項」は以下のとおりです。

〇作業ルールの全員遵守

• 作業ルールの本質理解と体質化
• 意識を持った基本動作、指差喚呼の実施
• チーム作業時の積極的な声掛け・確実な応答

事前のリスク排除による安全の先取り

• 〇各種変化に伴うリスクの把握と排除
• リスクアセスメント、KY、ヒヤリハット・キガカリを活用したリスクの把握と排除
• 「人・しくみ・設備」の弱点に注目した業務実態把握と問題・課題の是正
• 体操・ストレッチ運動の定着による労働災害の未然防止

〇効果的な教育の推進

• 作業ルールの本質理解を促進する教育の実施
• 自動車運転、フォークリフト作業、クレーン作業に関する教育の実施
• 新人や経験の浅い作業者に対する適切な教育の実施

〇法令等に基づく安全管理と異常時対応

• 法令等に基づく運行管理による輸送の安全確保
• 法令等に基づく着実な点検・整備の実施
• 事故、労災等危機管理事案が発生した場合の適切な初動と速報の徹底
• 監査などを通じた法令等に基づく安全管理の状況や作業ルールの遵守状況の確認と問題・課題の是正
• 安全確保のための設備の充実と業務改善

7. 内部監査

• 運行管理関係の諸法令やルール等の遵守状況等について、ドライバー配置の全６営業所を対象に内部監査を実施しました。

9. 安全統括管理者と安全管理規程

• 安全統括管理者　常務取締役　山本真也
• 安全管理規程　　平成２４年３月６日　中部運輸局愛知運輸支局へ届出済み